愛犬残してインロック

世の中に「カギに関するトラブル」に遭遇したことのある人間は沢山いると、僕は思っています。大学の友人に範囲を絞って具体例を挙げてみても、「自分が知らない間に、いつの間にか合カギを元カノに作られていて、それが原因で修羅場になった」とか、「山手線にカバンを忘れてしまったが、その中に自宅のカギも入っていて、家に入れなくなってしまった」など、様々な種類のカギトラブルがあります。
そして、実は僕もこの「カギが原因のトラブル」に遭遇したことがあるのです。

あれは大学に入ってから始めての夏のこと。久しぶりに親元に帰省した際のことでした。僕の実家は田舎にあるため、そこそこ広い敷地を持っており、そこでラブラドールレトリバーを飼っています。両親、特に母親がこの子を可愛がっていて、その溺愛っぷりは、どこかにお出かけする時も車の後部座席に乗せて連れて頻繁に連れていくほどでした。

僕が帰省した初日、母は車で僕を迎えに来てくれたのですが、その時も後部座席に愛犬を乗せてきていました。そして家へと帰る際に立ち寄ったショッピングセンターの駐車場で悲劇は起きたのです。
何と母が車内にカギを残したままドアを施錠してしまったのです。いわゆる「インロック」という状態ですが、問題なのは車の中に愛犬が取り残されてしまっていて、更に季節が夏だったこと。ぐんぐん上がっていく車内の気温に、うちの犬はぐったりとしてしまいました。

結局この時は、立ち寄っていたショッピングセンター内にカギの専門店があったため、無理を言ってお店の人に駐車場まで来てもらい、何とか事無きを得ましたが、もうあんな経験はこりごりです。